2016年04月26日

呑川をきれいにするための取組まとめ 2016

大田区を南北に流れる二級河川呑川
76183269-44CF-4BE2-A1D8-94B16D318BF2.jpg

私の自宅も呑川近くにありまして、川沿いの風景に心を癒される一方で、その悪臭や細かい虫ユスリカの大量発生に心を悩まされます。そんな思いをたびたびこのブログに綴っています。

呑川をきれいにするために岡高志は取り組みます!(2012年6月)
ユスリカ撲滅キャンペーン(2012年10月)
下水道ってたいせつ。川の浄化、浸水対策などにも。(2013年9月)
呑川の河床清掃が寒いと大変なワケ(2014年4月)
呑川の川沿いが整備されています(2015年4月)



今回は2016年3月発行の
呑川水質浄化対策研究会報告書
(流域の大田区・目黒区・世田谷区、東京都建設局・下水道局・環境局が参加しています。)
もあわせて、現状分析と将来展望を行います。

呑川で発生する水環境問題は、主に以下の4つ
悪臭の発生
スカムの発生
白濁化
魚の斃死

AE35EE07-39AF-4702-85B8-3ED20032FFE8.jpg



さて、水質改善のための新しい取り組みを紹介します。

高濃度酸素水浄化施設
西蒲田に設置検討しています。
2015年2月 都市環境委員会ご参照)

スカム発生抑制装置の更新
ジェットストリーマーを積んだ船を西蒲田に浮かべて川底の水質改善を図っています。2台のうち1台を新型機に更新しました。
動水量は65,000m3/日と、2.5倍に
吐出角度はフラットだったのが、ー5〜15度に

結果、新型機の水質改善効果は下流50〜300mに拡大(従来、10m)

川床整正事業
川床の汚濁物資を直接的に取り除きます。
平成28年度〜31年度までの4年間で、7,100m3を掘削します。施工範囲は夫婦橋〜双流橋の1,600m

下水道対策
生活排水などの汚水は通常は、下水道管を通じて水再生センターに送られますので、呑川には流れ込みません。大田区のほとんどの地域では、雨水も下水道管を通す合流式下水道です。
雨の日は、雨水も下水道管を流れていっぱいになるので、一部を呑川に放流しています(越流水)。
つまり、汚水が呑川に流れるので、水質が著しく悪化します。
下水道対策が呑川の水質改善にとって極めて重要です。

呑川水質浄化対策研究会は、下水道対策のために、下水道区間も含めた流域自治体が参加しています。

貯留施設の整備
によって、越流水を一時的に貯留します。

研究会が示す必要貯留量

69B9A7C2-F14F-4DDD-8D78-32634A9F3B10.jpg

CA81BA2B-2C26-4E66-AD56-9338D4F14AE3.jpg

東調布公園に、33,900m3規模の貯留施設を設置する計画です。

設計・協議の後、平成30年度ころ工事開始、平成40年度に供用開始予定です。

さらに
上流域でも貯留施設の設置が必要です。
現状、用地確保のめどが立っていません。私は、早期整備を求めています。

場所として、各区の区立学校や国立東京工業大学も検討にいれるよう求めました。

高速濾過マンホールシステム
貯留施設だけでなく、濾過も行います。久が原の一部エリア(流域面積12.33ha)を対象に越流水を濾過して呑川に放流するシステムを導入します。
今年度から工事開始、平成30年度に供用開始予定です。


posted by 岡高志(大田区議会議員) at 16:23| Comment(1) | まちづくり・交通・環境・防災・防犯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする