2016年12月14日

被災地視察 熊本

4月14日21:26最大震度7 マグニチュード6.5の前震
4月16日01:25最大震度7 マグニチュード7.3の本震が襲った熊本県を視察しました。

地震の大きさもさりながら、数日にわたって揺れがおさまらない状況でまるで船の中にいるみたいとの言葉を現地の方々からうかがいました。

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2週間で1,000回もの地震が発生するのは過去最大とのことです。(図は熊本県発行の被災状況調査(速報版)から)


熊本城
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城の中は立入禁止が多いため、遠くから。
本丸の瓦が総崩れ。いくつかの櫓が崩壊し、石垣も崩落しています。熊本大学の歴史学の先生にうかがいましたら、明治22年の震災でも同じところが崩落していたそうです。
いずれにせよ、熊本市民の心のよりどころなので、再建に向かって動き出しています。

瓦屋根が崩れ落ちた民家
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瓦屋根が崩れ落ちて、大きく傾いてます。

同じ敷地ですが、
瓦屋根が軽めの建物は、被害が小さめです。
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熊本は地震よりも台風災害の方が多いので、台風に強い家を建ててきたのですが、重い瓦屋根が重いことによって、地震の被害が大きくなっています。

ちなみに、この民家の場所は下の地図で示してますが、西原村。
西原村の被害は甚大でした。
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南阿蘇村 阿蘇大橋
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山の尾根が割れてるのが見えます。
山の尾根にヒビが割れて大量の降下火山灰が崩壊しました。そして、6月の大雨で斜面一面が崩壊しました。
この崩壊で国道57号および豊肥本線が埋もれています。
熊本→阿蘇の動線が奪われています。

また、阿蘇大橋が落橋したことで、南阿蘇村に渡ることは出来ません。

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なんとか迂回して南阿蘇村の阿蘇大橋のたもとです。

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近くの東海大学農学部は多くの学生が住むアパートが被災しまして、復旧のメドが立ちません。学生がいなくなり、寂しさを感じさせる地域です。


本震震源地に近い 嘉島町 矢形川
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土のうが川の堤防を補強しています。
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堤防の内側も補強しています。
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川沿いの歩道が隆起しています。B3964E77-C592-4547-AD51-A59D4A72586C.jpg

車道はある程度、補修されてますが、歩道の状況から、地震の大きさを感じます。


液状化
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ちょうど、滞在した時の熊本日日新聞の一面で報じられていたのは、液状化被害の集約。

熊本市内で、熊本地震に伴う液状化被害を受けた住宅が、約2900戸に上るとの調査結果が明らかになったそうです。


被災生活
熊本市民からうかがいました。
前震・本震と続いたため、住民は恐怖心とともに避難所に集まりましたが、避難所はプライバシーに難があるので、すぐに出たそうです。
また、避難所では様々にデマが流れたそうです。

断水は10日間と長く、給水も途絶え、プールの水でトイレを流す工夫をされました。


被災家屋
住家に被害が発生した場合に、被災者から の申請に基づき住家の被害認定調査を実施し、調査結果に応じたり災証明書を自治体から交付を受けます。
被害の程度には「全壊」・「大規模半壊」・「半壊」・「一部損壊」があります。
もちろん程度によって再建支援金などの金額が違います。
被害認定調査は、外観のみによって行われます。調査結果に不満があれば、被災者は再調査を申し出ることができます。再調査は、被災者の立会いのもと建物内部も調査しますので、損害箇所をしっかりアピールすることで、結果が変わることもあります。
熊本市の支援メニューもご参考まで。


自治体議員の役割
合志市の来海議員にうかがいました。
合志市議会では、議会としての防災対策マニュアル検討の途上でした。
発災後は、全議員が議会に参集して安否確認が行われました。
その後は、
議長が市役所の災害対策本部にオブザーバー参加。
議員から市役所への要望は議会事務局が一旦取りまとめる。
議員は(市役所のマンパワーが足りないことも踏まえ)避難所運営スタッフとして貢献。

ちなみに、6月にあった定例会は議員質問は無しとして、補正予算の議決のみとして2日で終わらせたそうです。

緊急時は、議会は議論する場ではなく、行政事務が円滑にまわるようリーダーシップをとらなければなりませんね。


以上、今回の熊本視察では消化しきれないくらい多くのことを学びました。
現地でご協力いただいた皆様、お忙しいところ、まことにありがとうございました。

がんばっぺ!熊本!



posted by 岡高志(大田区議会議員) at 22:54| Comment(0) | 政治日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする