2013年08月23日

視察 呉市 国民健康保険事業の医療費適正化

8月19-21日の3日間、所属の地域・産業委員会で視察にまいりました。

2日目は、呉市で商店街再生、および、国民健康保険事業の医療費適正化についてのお話をうかがいました。

ここでは、国民健康保険事業の医療費適正化についてまとめます。

視察は、8名の議員で行います。それぞれが、視察したい場所・項目をあげて協議の末、視察内容が決まります。
国民健康保険事業の医療費適正化は、私が注力しているテーマであるので、お願いしました。
呉市は、高齢化率30%と比較的早く高齢化が進んでいるため、国民健康保険事業の医療費適正化についてもっとも取り組んでいる自治体と言われます。

レセプトデータ分析が主な取組
ソフト会社 データホライズンがシステムを提供しており、費用は被保険者1人当たり年額500円程度の契約。つまり、総額3千万円弱。
(同社のウェブサイトからもその実績がわかります。)

レセプトデータを分析して、削減可能なポイントに対しては、対象者に通知を自動発送していきます。
ジェネリック医薬品使用促進通知
平成20年から毎月3,000人を抽出して通知発送。ジェネリックへの切替率は80%に及ぶ。
24年度は1億3千万円の薬剤費削減実績。
通知の文面には、ジェネリックなどについて分かりやすい説明をする配慮があります。
また、地元医師会に対してジェネリック使用実績リストを配布することで、医師に対してのジェネリック使用の安心感も醸成している。

レセプト点検の充実
レセプト点検についてもチェックポイントをシステムで抽出いている。
市役所専任の点検員が画面上で確認をする。

重複・頻回受診者のチェック
重複受診者 51人抽出、10人に訪問指導実施、8人は削減実施、計160万円医療費削減
頻回受診者 482人抽出、155人に訪問指導実施、91人は削減実施、計2,300万円医療費削減(ともに、23年度実施、訪問前後の12カ月を比較)

重複薬剤のチェック
精神病などで同じ薬剤を何度も提供されているケースがみつかる。
併用禁忌薬剤があれば、医療機関に情報提供している。

生活習慣病(糖尿病、高血症、脂質異常症)放置者フォロー
生活習慣病で継続受診していたにもかかわらず、3カ月以上放置している人への受診勧奨。
より医療費のかかる重症化を防ぐ目的。



その他、
広島大学と提携しての予防事業、
地域総合チーム医療推進専門部会の設置
と住民のQOL向上にもつなげていく動きがあります。

ある種の健康事業なので、保健所が主体になるのかと認識していたが、あくまで国保担当として対応している。
ハイリスク患者へのアプローチとして、患者データを保有する国保が対応する方がスムーズなようである。

また、中小企業の健保である協会けんぽ広島支部とも提携して、多くの市民をカバーできるように尽力されています。

写真は関係ありませんが、市役所近くの公園の遊具。
いろいろ付いていて楽しそうです。
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でも、遊具以外のバードパークなどは閉鎖してるようです。財政は厳しいのかもしれません。
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呉市のみなさま、ご協力ありがとうございました。
他の議員も興味を持っていただけるとありがたいです。
posted by 岡高志(民進党) at 18:26| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする