2015年07月21日

安保法制法案の衆議院議決について(続)憲法違反の重さ

7月18日の安保法制法案の衆議院議決についてのブログ記事に対しては、「BLOGOS」に転載されて、様々な批判にさらされる。
時々、再反論をしていただけるアカウントもあります。
いずれにしても、自分の発言をきっかけに議論がなされるのはとても有り難いことです。

一地方議員の意見を拾っていただける「BLOGOS」にも感謝する次第です。

いただいた批判のなかで、2つのポイントがあります。
  1. 集団的自衛権行使が違憲だというのなら、自衛隊だって違憲じゃないのか?

  2. 憲法判断は、最高裁がやるでしょ!(だから、お前が言うな!)

  1. 集団的自衛権行使が違憲だというのなら、自衛隊だって違憲じゃないのか?

  2. 集団的自衛権行使は違憲であるとは、先月の憲法審査会で自民党推薦も含めた3人の高名な学者が明言したことを始めとして、多くの識者が主張している。

    自衛隊については、少なくとも私が大学に入った1994年以降、自衛隊を違憲とする通説は主張されてなく、最高裁の違憲判決は無い。

    自衛権がある自衛隊を持つ個別的自衛権を行使する集団的自衛権を行使する

    といったようにハードルが上がっていくわけで、
    集団的自衛権を行使することと、
    自衛隊を持つことは違う。

    この辺で歯止めをかけておかないと、交戦につながる蓋然性は高い。
    交戦コストは人的・金銭的にも大きいことは想像に難くない。



  3. 憲法判断は、最高裁がやるでしょ!(だから、お前が言うな!)

  4. 地方議員も一政治家として力強く表現すればいいだけなのだが。

    地方議員の条例制定権も当然に憲法の枠内であるし、国会の立法権も憲法の枠内で存在している。
    憲法違反だって、多くの人に言われながら、立法権を行使するなんて異常だ。
    最高裁が事後的に憲法判断するだろうけど、立法の現状に対して全ての国民は批判する権利を持っている。

    最高裁は民主的機関ではないけど、世論だとか立法過程も判断材料にいれて、憲法判断するだろう。

さて、安保法制が施行されれば、いずれ訴訟提起され最高裁の判断に注目が集まるだろう。

最高裁は15人の判事(長官含む)で構成される。

最高裁長官は、内閣の指名に基いて、天皇が任命する。 (憲法6条2項)
長官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。(憲法79条1項)
その他、10年に一度の国民審査(憲法79条2項)はあるが、罷免されたケースは無いので、一度、内閣が最高裁の判事を決定すると、70歳の定年まで変わらない。

wikiの「現在の最高裁判所裁判官」
で整理されているが、
現時点で、15人中、安倍政権で任命された人が7人になっている。

最近任命された裁判官は、東京・大阪の高裁の長官や高検の検事長であり、恣意的な人事は読み取れない。

また、最高裁長官である寺田逸郎氏は2014年4月、前任の竹崎博允氏が定年を待たずに、突然「健康上の理由」により退任して後継指名された。安倍政権がタカ派の学者を送り込むのではとの観測をつぶしたことになってる。(「FACTA」の記事による。)

政権から独立した、最高裁による判断に注目しています。



posted by 岡高志(大田区議会議員) at 12:44| Comment(0) | 安倍政権メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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