2015年12月30日

平成28年度国家予算案〜長期政権なのに衆愚政治か

「安倍政権メモ」カテゴリを作って、2012年12月からの安倍政権をウォッチしている 民主党 大田区議会議員 岡 高志 であります。

安倍政権の流れは、選挙と消費税がキーになっていて、長期政権なのに衆愚政治かと考えてしまいます。

2013年にかけて金融緩和による株高トレンドを形成して、2013年の参院選に圧勝
2014年4月の消費増税(5→8%)を前に2014年度は積極財政へ
アベノミクスの失敗を誤魔化す形で、2015年10月の消費増税(5→8%)を凍結して、2014年12月に突然の衆議院解散による圧勝
2015年7月、憲法違反の安全保障法制を押し切る。
アベノミクスの失敗を受けて、2016年度は積極バラマキ財政へ、2016年の参院選に圧勝
衆参ともに3分の2を押さえて、憲法改正を発議
2017年4月の消費増税(8→10%)を前に2017年度も積極バラマキ財政キープ、そして、憲法改正の国民投票へ
2018年9月、自民党総裁の任期満了により、安倍総理引退。

安倍総理は自民党の結党からの宿願である憲法改正を達成して引退するという、最高の栄誉を受けることになるかもしれない。


第一次政権の病気を理由に突如辞任したころとは大きな変化で、政権を維持したい執念なのかもしれない。
長期政権だから衆愚政治になったのかもしれない。

妄想はこのあたりでおきまして、平成28年度(2016)予算案について
総額96.7兆円 前年当初予算96.3兆円からの伸びを4,000億円に抑えました。これは、社会保障費の増加額にほぼ見合う数字です。
税収は57.6兆円と3兆円の増加。

菅官房長官のブログ「来年度予算:経済の再生と財政健全化を両立」によれば、予算のポイントは
「一億総活躍社会」の実現に向けて、「希望出生率1.8」「介護離職ゼロ」に直結する、子育て支援や介護サービス等の充実を図るほか、教育費の負担軽減、地方創生の本格展開、攻めの農業、観光庁予算を倍増、サミット議長国として、外交予算の充実
といったところなのでしょうか。

スクリーンショット 2015-12-28 21.31.32.png
財務省の説明資料も参考にして、
具体的には
子育て支援
保育所整備50万人程度 +356億円、ベビーシッター利用支援 4億円、三世代同居住宅への補助 150億円、ひとり親世帯向けの児童扶養手当増額 +28億円、3,000円の子育て給付金は打ち切り -1,500億円
高齢者向けの3万円給付 3,600億円を今年度の補正予算案に入れ込んでおいて、子育て給付をカット、申し訳程度にひとり親世帯への給付増額には、
「希望出生率1.8実現のための少子化対策」は感じられない。
公明党お得意の低所得者層優遇政策なのか?

介護サービス
介護サービスの確保 2.8兆円(前年比 +1,000億円)、認知症対策、介護休業給付増額(賃金の40%→67%) +23億円

厚生労働省関連(介護以外)
遺骨収集事業 21億円(前年比 +5億円)、認知症対策、介護休業給付増額(賃金の40%→67%) +23億円、サービス付き高齢者住宅への補助 

教育費の負担軽減
教員定員を3,475人減

攻めの農業
水田活用の直接交付金 3,000億円(前年比 +300億円)、農村整備公共事業 3,000億円(前年比 +200億円)、捕鯨対策 51億円(前年比 +32億円)

観光庁予算
総額200億円に倍増。
訪日外国人旅行者受入環境整備【新規】 80億円、無線LAN整備、地方の観光周遊ルート整備 16億円(前年比 +13億円)

外交予算
ODA 5,500億円、前年比 +1.8%

土木事業
総額は前年同水準の6兆円。
三大都市圏の環状道路整備など 3,170億円、河川・道路の老朽化対策 1兆6,541億円、整備新幹線 755億円、コンパクトシティ支援 1,000億円

防衛関係費
総額 5兆円、前年比 +1.5%



有識者コメントとして、日経新聞に掲載された大田弘子氏のコメントが印象的なので引用します。
社会保障では高齢世帯から子育て世帯への予算のシフトが進んでいない。
ひとり親世帯への支援など一部評価できる点はあるが、高齢世帯へのバラマキが目立つ。
企業の生産性を高める改革と合わせて、バラマキではない転廃業や能力開発を支援する予算が必要だ。
構造改革の予算はほぼ見当たらない。


posted by 岡高志(大田区議会議員) at 10:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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