2016年09月16日

視察: 都立城南特別支援学校

障害児を対象にした特別支援教育は、通常学級、通常校における特別支援学級、通級、特別支援学校で行われています。
障害の種別は、視覚、聴覚、肢体不自由、知的障害、病弱(ここまでは特別支援学校にも対応しています。)、言語障害、発達障害、情緒障害に分類されます。

3517FC90-30B2-4406-88A5-7130D8E7A0E1.jpg

大田区東六郷にある都立城南特別支援学校は、肢体障害児を中心とした(知的障害児も含みます。)、小学部・中学部・高等部までの、特別支援学校です。
大田区の重度心身障害児の実態をみるために区議会の会派のメンバーと今回視察させていただきました。
4120CB91-CFC0-4364-9BDA-8A0E00131F0E.jpg

全校生徒137人のうち、86人は大田区在住です。他は、港区の一部と品川区が通学区域であります。子どもたちは、13台の通学バスに分かれて通学します。港区からは福祉タクシーで通学します。

通学できない子どもに対しては、訪問による授業が行われます(14人に対して、1日2時間が3回)。

重度の肢体不自由児ですから、医療的ケアの必要な子どもも多く在籍しています。介護士の職員が痰の吸引、経管栄養、導尿などの対応を行います。
医療的ケアは医師・看護師といった医療職の領域なので、いわゆる福祉施設では、限界のあるところですが、こちらの特別支援学校では安心して過ごすことができます。
トイレひとつとっても、ベットが設置されているなど設備がしっかりとしています。

2A8AC906-B1F4-488F-8198-1BFCB7017F76.jpg


通学バスにおいては、医療的ケアが提供できないので、子どもの状況によっては、保護者が同乗しなければいけないなどの課題があります。

個別支援計画を教員が、障害のある子ども達一人一人に作成して、日常生活を支援するほか、継続的なキャリア教育も大切にして進路指導も行っています。多くは、生活介護施設などに進みますが、大学へ進学する卒業生もいます。
先生方は、教育のみならず福祉・医療への知見は高く、熱意を持って指導されています。
教員が70人、介護担当職員が29人と手厚い支援が行われていると感じます。そこで、保護者の方々は学校卒業後は、支援が手厚くないと感じられるそうで、悩ましいところです。

障害児と健常児がともに学ぶインクルーシブ教育が評価される昨今です(今度は、インクルーシブ教員についての区議会議員向け勉強会があります。)が、
重度心身障害児に対しては、特別支援もまた有意義であると感じました。

7341582D-A8CD-4ECB-BBA2-25DA21D1775A.jpg
2110679B-E191-4FD5-B3CC-BE4BE318F2EE.jpg

上の写真は、自立活動室と、設置された補助具の案内。
障害によって必要な補助具がそれぞれ異なります。車イスが通常の病院で貸与されるようなものでなく、それぞれの障害に対応して設計されたものであることに、当たり前ながら、驚きました。



最後になりますが、和田校長先生をはじめご対応いただきました皆様には心から感謝申し上げます。



posted by 岡高志(大田区議会議員) at 22:35| Comment(0) | 福祉・社会保障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。