2017年03月25日

ついに築地市場の大田市場への移転・統合が正式に俎上に 〜「市場のあり方戦略本部」設置

こんばんは。大田区議会議員 岡 高志です。
地元の大田市場の強みがわかる大田区議会議員として昨年9月に書いたブログ築地市場は大田区に移転したらどうなんだ?が大きく拡散されました。
東京都のお役所では実現性の低い話だったようですが、今月に入ってメディアで大田市場移転案が第三の道と再び取り上げられていまして、このほど、
小池百合子知事が「市場のあり方戦略本部」を立ち上げると発表されました。

トップは、中西副知事。メンバーは、中央卸売市場だけでなく、官房の3局、政策企画局、総務局、財務局、ほかに関係する局もテーマに応じて加わります。
市場全体の将来的なあり方を検討することになります。
築地市場を豊洲市場に移転する or 移転しない、この2者択一からようやく離れて、東京都の中央卸売市場全体の再編論議が始まるようです。

卸売市場を経由しない取引は増えてきていまして、そんなこともあって、築地市場の水産の取扱数量は、平成14年と比べて平成27年は68%に縮小していました。
小池知事もそうしたファクト、まさに物流に目を向けて、改めて市場経営に乗り出すものと評価します。

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正式に検討されれば、大田市場移転案が最有力になるでしょう。
明確に強みがあります。

■ 築地市場を上回る38haの敷地規模があり、水産市場がある。
大田市場周辺も東京都の所有地は広がっています。所管の東京都港湾局の関与でさらに市場用地の拡大も期待されます。


■ 既存の建物でも、キャパシティがある。
現状の取引量が、想定される取引量の1割程度にとどまっています。
先日、水産棟の2階を見ましたら、実際、空室があります。(仲卸の川上の)卸業者の移転ができそうです。
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■ 土壌汚染リスクが無い。
昭和40年代に浚渫土による埋め立てでできた後、利用されていない土地です。

■ 物流の立地がたいへん優れている。
首都高湾岸線、羽田線のインターも近接。中央環状線が大井までつながりましたから、都心を通らない物流が可能です。羽田空港も至近。
電車は不便ですが、地下にはJRの貨物線が通ってます。JRの貨物線は、羽田空港アクセス線の整備計画がありますから、駅直結の可能性もあるでしょう。

■ 住宅地に近接していない。
多くの車両が出入りする市場にとって周辺住民の反発はつきものですから。



小池知事の頭の中でも、大田市場が最有力ではないかなあと、参考までに小池知事の発言を一部引用します。
小池知事「知事の部屋」/記者会見(平成29年3月24日)


【知事の発言】
豊洲、築地のみならず、全体的な形で、市場がどうやって、今後うまく回っていくのかどうかと。物流が大きく変わっている中で、どうあるべきなのかということで、まさしく戦略の部分が大きいと思いますので、「市場のあり方戦略本部」ということを立ち上げたい。

【TBSの質問への知事の答弁】
市場というのはこれまでは移転、築地の老朽化に伴いという話でもう長年議論されてこられたわけでありますが、それは場所の問題だけ、だけというと失礼ですけれども、場所の問題というのがまず第一義的にあって。この間の物流の変化というのは、もう20世紀と21世紀に、もしくは19世紀と20世紀の違いぐらい、生じているのではないかというのが私の認識であります。 ということは、これから市場のあり方そのものが、どう物流をにらんで進めていくべきなのか、そして、そういう物流の変化がある中で、市場がどういう魅力が必要なのかとか、そういった部分で議論をしていかないといけないというのが、私は本筋だと思っております。 だからこそ、まさしく産業が、物流が大展開しているところにおいて、この市場という問題、具体的な問題を東京都は現在抱えている、直面しているわけでございますから、ここできちっとした戦略を持たずに、「点」の観点だけでやっていくと、結局、それが後で大きな課題になるのではないかということでございますので、今、実は大変重要な時期だという認識のもとでこの戦略本部を置きたいと、このように思っております。
posted by 岡高志(民進党) at 01:28| Comment(0) | 政治日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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