2016年11月13日

2017年都議選の展望〜小池新党の影響はどう出るのか

東京都政が、小池百合子新知事の誕生後、脚光を浴びています。
築地市場、オリンピック・パラリンピック、保育園、広尾病院など。
前の舛添知事が、オリンピック・パラリンピックを意識して都市外交に傾倒して墓穴を掘りはじめたことと比べると、堅実なテーマ選択であると思います。

都知事のカウンターパートである、都議会のこの間の動きとしては、
春先から吹き荒れた週刊文春の舛添さんへのスキャンダル報道に、知事与党である自民・公明もかばい切れずに辞任に至り、
知事選では、自民・公明は増田さん、民進は鳥越さんを擁立するも、無党派には全く響かずに、小池さんが大勝するに至りました。
その後は、圧倒的な小池知事の支持率の前に、慌てて豊洲の新市場を視察するなど都政の再点検に追われて、信知事に対して積極的な対案をなすような立場にはいられない状況です。

ある意味、民意に素直な都議会ですが、
来年7月には、都議会議員選挙がやってきます。
そこで、本格的に民意にさらされるのかといえばどうなのだろうか。

地元・大田区から考えてまいります。

そもそも、私、岡高志の来年の都議会議員選挙のスタンスはどうなんだ?

現時点で立候補の予定はありません。
現時点で特定の候補の推薦はしていません。

とはいえ、大田区で政治家をする身として強い関係のある選挙です。
いつものように政党所属でありつつも自由な立場で情勢分析をしますので、ご参考まで。

【立候補予定者の動向】
大田区選挙区は 定数8
すでに、政党の現職・公認候補予定者がでそろっているので、以下記載します。
鈴木あきまさ (自民党)
4期
神林茂 (自民党)
3期
鈴木あきひろ (自民党)
3期
山森ひろゆき (自民党)
1期、2016年補選で当選
一次公認で名前が無かったので、早くも撤退か?【追記2016.12.8】
藤井一 (公明党)
6期
後継候補だった石井真由美氏の立候補辞退を受けて引退予定だった現職が復活【追記2017.1.28】
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遠藤守 (公明党)
3期
やながせ裕文 (維新)
2期、元・民主党

==========ここまで現職===========

石井真由美 (公明党)
新人、藤井一都議の後継、会社経営
体調不良のため立候補辞退【追記2017.1.28】
藤田綾子 (共産党)
新人、かち佳代子都議の後継、大田病院看護師
佐藤伸 (共産党)
新人、区議
森愛 (民進党)
新人、元区議、2016年補選落選
沢田大作 (民進党)
新人、整骨院経営
須藤えいじ (無所属)
新人、セブンイレブン店員 過去、区議選4敗・都議選3敗
溝口こういち (無所属)
新人、カメラマン 2016年補選落選、区議選2敗

以上 13名。
政党に属していないと、事前の活動が困難なのが現状です。
無所属で候補予定の方がいらっしゃれば、お知らせください。


【前回選挙の分析】
前回2013年の各候補得票数は下図の通り。2013年都議選開票結果のまとめもご参照ください。

0000.jpg


今回は、公明、共産が代替わり、民進現職が転出しました。
候補者は入れ替わったので、政党の得票に着目し、政党別得票を下に示します。
前回あったみんなの党は解散しましたが、その受け皿は維新に向かうものと想定して、維新票にまとめています。さらに、維新票というよりも、改革期待票とみなします。

1111.JPG


【今回選挙の展望】
当選ラインの目安は、2万票といわれます。

自民党は、2016年補選で1議席を増やしてしまい、現有4議席。自民党票をきれいに4分割できれば、4人全員当選もあり得ますが、前回トップ当選ながらセクハラ野次事件で世界的に有名になった鈴木あきひろ都議の得票傾向が読みにくくなるので、票割りは難しい。現職のうち、1人が立候補しない可能性もあります。
補選で獲得した1議席は手放して、3議席を手堅く確保となりそう。【追記2016.12.8】

公明党は、組織政党だけに、前回同様に票割りできるでしょう。

共産党は、単純に考えると共倒れ危機。票を寄せての1議席確保が順当ですが、都議選のひとつの選挙区での複数議席を獲得して、共産党大躍進の象徴となるかもしれません。

民進党も、やはり共倒れ危機にあります。前回の政権陥落直後から、果たして票が伸びるのか。

投票率が前回と変わらなければ、既存勢力はほぼ堅持されることになります。

過去の投票率は、2005年 44.4%、民進党政権交代前夜の2009年 55.5%、2013年 43.4%

今回は、都政に関心が集まっていますので、2009年の55%程度まで投票率は上昇するでしょう。
前回から投票率が10%上がるとするならば、投票数は、6万票上乗せ。

改革期待票は、上乗せされた6万票が小池知事の改革を期待する流れであるので、前回の維新票と合わせまして、計10万票
トップの自民党を軽々と上回ってきます。

知事選挙(投票率 58.1%)で小池知事が15万票得ていますから、あり得ない数字ではありません。
10万票の改革期待票が、きれいに候補者に票割りできれば、4人当選も可能かもしれません。

既存政党の当落分析は覆りまして、4人しか当選できない。

大田区と同じように定数の大きな選挙区で定数の半分を抑えて、都議会全体を刷新することとなります。

改革期待が高まると、一気に既存の議員は追い込まれます。


でも、
改革期待票は組織的な票ではないので、票割りなんて出来ません。
前々回の民主党大躍進の都議会議員選挙では、民主党は大田区で12万票も獲得したのにもかかわらず、候補者4人で2人しか当選させられませんでした。

小池新党が、これから誕生するのか、どうかわかりませんが、改革期待票の受け皿たる候補者を丁寧に擁立して、3人くらいの当選が理想でしょう。
それでも、議会第1党として、小池知事と連動する勢力にはなるでしょう。


もちろん、小池新党という求心力のある存在が前提です。
小池新党が誕生すれば、都政改革に期待する有権者が大きく動いて既存の議会勢力を大きく揺さぶることとなります。
小池新党が戦略的に候補者を擁立するならば、
既存の都議会議員の多くは厳しい民意にさらされることとなるでしょう。


※ 本記事は公職選挙法 第百三十八条の三 で禁止される人気投票の公表ではなく、あくまで 岡 高志 の分析を記事にしたものです。



posted by 岡高志(大田区議会議員) at 09:00| Comment(0) | 政治日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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