2016年08月20日

子どもの貧困対策を足立区で学ぶ

子どもの貧困対策 東京議員懇談会の活動で、
足立区の子どもの貧困対策についてのお話をうかがってまいりました
たいへん有意義な内容でしたので、まとめておきます。多岐にわたる内容ですので、ややまとまりを欠いていますが、ご容赦ください。

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貧困概念は、経済的な貧乏だけではない。社会的孤立、健康など成育環境全般にわたる複合的な課題です。
子どもの貧困対策は、救う、ことだけではなく、予防することだそうです。
所得格差の是正は自治体の仕事でなく、国の仕事。区として、子どもの貧困を予防するために取り組んでいくことになります。

例えば、
・治安対策
刑法犯の大幅減少
・学力向上
学力テスト改善
・健康予防
飲食店へのサラダ推奨しての糖尿病対策

そうしたものの根っこにあるのが"貧困の連鎖"

具体的には以下のような取組方針でのぞみます。
  1. 全庁的な取組み

  2. 予防・連鎖を断つ

  3. 早期かつきめ細やかな施策の実施

  4. 学校をプラットフォームに
  5. (スクールソーシャルワーカーも6人に、さらに、倍!)

  6. リスクの高い家庭への支援
  7. (コスト制約のため。妊産婦訪問の強化。ひとり親家庭の就労支援の国費負担を上乗せ。)

  8. NPO等との連携

  9. 国、都等への働きかけ

特に、興味深い取組として、
高校中途退学者と進路未決定者の発生防止
東京都教育委員会主催の「足立・葛飾地区都立高校 生進路支援連絡協議会」に加え、足立区教育委員会主催の「高校中途退学に関わる中学校・高等学校連 絡協議会」等において、都立高校が取り組む教育活動について情報交換するとともに、区からの情報提供や提案を行います。


足立区では、全ての小学1年生の家庭を対象にアンケートをとり実態調査を行っています。
大田区では、今年度、全ての小学5年生を対象にアンケートを実施。

その中で興味深い結果を2点だけ引用します。

生活必需品の非所有世帯が、15%
(貯金5万円無い世帯が11%もいるんですね。)

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親の就労状況が示されまして、専業主婦が、25%にとどまってます。
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参考サイト:


平成26年1月「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が施行、平成26年8月「子どもの貧困対策に関する大綱」が制定され、各自治体でも子どもの貧困対策実施計画が策定されはじめています。

大田区役所でも今年から子どもの貧困対策担当課長が設置されまして、足立区に習いつつ、本格的に対策を検討しているところです。
すこやか赤ちゃん訪問に加えて、今年度から、かるがも事業がはじまりまっています。保健師、助産師、看護師など専門職を 6 名雇用し、 すべての妊婦と面談を行います。区役所本庁舎のほか区内4か所の地域庁舎で面談に応じます。

 私も、各地で学んだことをしっかりと区政に反映して、子どもたちの未来を守ってまいります。



posted by 岡高志(大田区議会議員) at 09:46| Comment(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月12日

夏休み明けの自殺予防の重要性

大田区議会議員として、子どもの自殺予防に取り組んでいます。

大田区で毎年のように子どもが自ら命を絶つ事件が発生していることがあるほか、
2年前の9月5日の小6女子児童の飛び降り事件があまりに衝撃的でしたから、
子どもの自殺予防に取り組んでいます。

センシティブな案件として、慎重に扱うあまり、事実が隠ぺいされてしまうことも多いでしょう。

でも、失敗から学ぶために、
なぜ?
は必要。

ともかく、夏休み明けに子どもの自殺は多いことは事実であり、
文部科学省からも注意喚起をしています。
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保護者のみなさんも、
夏休み明けは、子どもの様子をよく注意してくださいね。

まさか、ウチの子が。。。

というのは、よく聞く話です。

posted by 岡高志(大田区議会議員) at 08:32| Comment(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月19日

学校不祥事案件 〜 体罰

学校不祥事は、教員の逮捕や情報漏洩だけでなく、
教員から子ども達への暴力行為である体罰があります。

体罰事例も備忘のためブログにまとめます。

私の考えとしては、
いじめ 生徒から教師への暴力 学力調査結果 ・・・これらは公表すると所在地域への評価となって、様々な偏見を生む可能性もあるから、公開は控えましょう。

教員による体罰 ・・・学校側の問題。ひいては、管理者たる校長の責めに帰すべきこと。学校名を公開することによって、緊張感が生まれて、再発防止につながるものと思います。

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2012年度、体罰が行われた学校名
『こども文教委員会 2013年5月』より)
大森東小学校
授業中、教員が、2名の児童に計3回体罰をふるった。児童は障害を負った。

蒲田小学校
授業中、教員が、頬を叩くなどの体罰をふるった。

大森第二中学校
バレー部の部活動中に、教員が体罰をふるった。
野球部の部活動中に、外部指導員が幾度も叩くなど体罰をふるった。

田園調布中学校
バスケ部の部活動中に、外部指導員が、頬を叩くなどの体罰をふるった。

大森第七中学校
授業中、教員が、引き倒すなどの体罰をふるった。生徒は障害を負った。



2014年度、体罰が行われた学校名
東京都 実態調査より)
開桜小学校

馬込第二小学校

南六郷中学校
当該教員は、同教員に断らずに成績記録簿を開いて見ていた生徒に対して、同生徒の右斜め後ろから右手のひらで同生徒の右頬をたたくとともに、振り返った同生徒の左ほほを右手のひらでたたいた後、右手のひらで同生徒の頭頂部をたたき、同生徒の鼻から出血させるとともに、上唇を切る傷害を負わせた。


2015年度、体罰が行われた学校名
東京都 実態調査より)
矢口小学校
当該教員は授業中に、児童間のもめごとについて児童を指導した際、右手のひらで同児童の頭頂部を2回たたき、同児童に口の中を切る障害を負わせた。

徳持小学校
当該教員は授業中に、竹製の物差しで消しごむを飛ばして遊んでいた3名の児童を指導した際、同3名の頭頂部を同物差しでそれぞれ1回ずつたたき、同3名のうち1名の児童に外傷性頭部帽状腱膜下血腫の障害を負わせた。

大森第四小学校

池雪小学校

南六郷中学校
当該教員は授業中に、同教員に対する発言について生徒を指導した際、左手で同生徒の右耳を引っ張り、同生徒に右耳垂発赤腫脹の障害を負わせた。

出雲中学校


※ 詳細な記述があるのは、障害があった事案などです。

posted by 岡高志(大田区議会議員) at 13:24| Comment(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月08日

大田区のICT教育モデル校を訪問しました。

大田区のICTモデル校である北糀谷小学校と蒲田中学校を学校訪問してまいりました。

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スライド式電子黒板が大田区のスタンダードになるようです。いろいろ特長を教わってきました。

シャッター音に気をつかうので、授業中の絵はありませんが、
真面目に学んでる姿を参観させていただきました。

ベテランの先生は、デジタル機器に習熟していないと思われがちですが、指導力に長けているので、デジタル機器も指導のツールのひとつに取り込んで"わかる授業"が実現できています。

すべての普通教室にデジタル機器が存在することで、日常からICTを活用した"わかる授業"が実現できます。
これが、かりに他の場所から電子黒板を運んでこなきゃいけない、など普通教室にデジタル機器がない環境であれば、それだけICTの活用が低迷するでしょう。


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北糀谷小学校は開校140周年!


校舎の入口には、カバくんなる、缶つぶし機がありまして、環境教育の実践をみました。
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ご対応いただいた先生方ありがとうございました。


こちらもご参考まで。


posted by 岡高志(大田区議会議員) at 20:38| Comment(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月03日

これからの保育園の待機児童問題への対応は?

2月、3月は 匿名ブログ保育園落ちた日本死ね!!!が話題を呼んで、国会でも取り上げられて、待機児童問題がふたたび注目を集めました。
大田区議会でも、やはり話題となってまして、
ブログのチカラを感じます。

私のブログもときどきBLOGOSなどに転載されて拡散していただくので、ありがたい限りです。
私にとってのBLOGOSデビューは、
3年前の待機児童問題 〜 大田区の場合(岡 高志 (大田区議会議員))
地域政治において、保育園・待機児童が重要な課題です。

私 岡高志も今さらながら、
大学の先輩でもある山尾志桜里衆議院議員に敬意を表しつつ、保育園の待機児童対策について見解をまとめます。

保育園は当初は福祉政策として、子どもを預けないと働けない人を助けましょうだったのかもしれない。

少子化による人口減少が深刻な政治課題となる中で、働いている親に気がねなく子どもを預けて働いてもらうための施設へと保育園の趣旨は変わっています。
保育園に子どもを預ける親の所得の多い少ないは関係ないのです。


BLOGOS(ブロゴス)保育園 カテゴリ

ここでは、大田区関係者も投稿されてます。

都庁内保育所が開設!待機児童対策は都庁職員から?(やながせ裕文 東京都議会議員・大田区選出)


東京都がどこまで、職員優遇のつもりかはわかりませんが、
来年度の待機児童対策のトピックスは、事業所内保育所
大きな事業所のひとつである、東京都庁がまっさきに取り組んでも違和感はないのだけど。

ちなみに、大田区では区の補助制度で、東京工業大学が事業所内保育所を設置する計画。


大田区の保育料はいま引き上げるべきか(大田区議会議員奈須りえ)


値上げ反対!
有権者を代表する議員として大切なことです。

納税者代表としては、
減税!
も主張したいところです。



「金持ち夫婦」のために保育所を拡充すべきか - 和泉徹彦


和泉徹彦さんは、嘉悦大学准教授として、いくつかの自治体の子育て関連の有識者委員を務めた経験があります。
先日まで、大田区保育園・学童保育保育料検討委員として、私もともに議論した関係です。そんなわけで、自治体の現状理解はされています。
保育園を(救貧対策としての)福祉政策とみていて、少子化という政治課題との観点ではないようです。

私は、少子化という政治課題の解決のためには、
働いて相応の所得を得る親が保育園を利用できるようにしたいです。
保育料が所得によって大きく変わるのは相応しくない。
電気代も、スマホ代も所得によって変わらないよね。

保育料見直しの議論の中で、ともすると、所得が高い層に負担させるべし、との声が保育料検討委員で大勢をしめがちでした。
有識者会議なのに、そんなのでいいのかな?所得再分配は自治体のレベルではなくて、累進課税もある国のところでやるべきである。

少子化対策として、保育園の充実が叫ばれているなかで、保育園コスト負担を子育て世代の所得の高い層に求めるのは政策として、どうなのか?有識者として会議に出席しているのであれば、世代内だけで負担を整理するのでは不十分であろう。
子育て経費を社会全体で負担する。つまり、高齢世代からの負担を主張するべきだろう。高齢者の医療費自己負担はいまだ1割に据え置かれている。

財源を確保しても、保育士不足は深刻です。
給与を引き上げても、人手不足が早急に改善するとも思えない。

マンパワーが必要な 0歳児保育を育休制度で代替してもらって、
保育人材を1歳児保育より上に解放することが重要です。


世間の議論で忘れられてるのは、
保育園年齢の子どもを育てるのは、保育園コストを除けば、そんなに高額ではない
ということ。

子どもは成長するほど、お金がかかります。

食費。子ども部屋。習い事。塾。学費。スマホ。旅費は保育園年齢だとかからないことが多いし、医療費は東京では中学生まで無料。

救貧対策としての福祉政策を重視するならば、子ども全体への対応が必要なのでしょう。保育園などのサービス拡充だけでは限界で、誰にでもインパクトがある現金給付が有意義だと思います。

高齢者への1人3万円のバラマキを放置したままで、金持ち夫婦への保育料負担増加を主張するのだけはやめてもらいたい。


posted by 岡高志(大田区議会議員) at 10:00| Comment(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月02日

子どもの貧困への対処策になりうるサービス。ホームヘルプサービス

大田区の新年度予算では、貧困家庭の子ども向け学習指導の充実が図られています。

具体的には
中学生へ週1回の学習支援を実施。160名規模、4,000万円の予算が計上されました。

子どもの貧困は、民主党制限下の2009年に当時の長妻昭厚生労働大臣が、日本政府として初めて相対的貧困率を公表したところから、具体的な数値をベースに議論されはじめました。
以前、私が書いたブログ貧困率ってなんだろう?格差や子どもの貧困への対策の前にが話題になりました。

そこでふれたように、
貧困の実体把握は重要です。

子どもをひとりひとりたずね回って、貧困かどうか調査するのは、あり得ないくらい困難です。
そうすると、
客観的データ分析から入ればよくって、すでにそのデータは整理されて存在しています。
区役所でも取り組んでもらうようにと、私は求めています。


貧困の実態把握の次に重要なことは
ひとりの家庭の支援

ひとり親家庭の貧困率は50%を超えるとも言われています。
大田区では、この2年、スクールソーシャルワーカーを2名設置してます。
(今年度4名に増員になりますが、87校も区立小中学校があるのに、4人でも少ないから、さらなる拡充を、私は求めています。)

スクールソーシャルワーカーの活動からも明らかになったこととして、ひとり親家庭で多くの割合で子どもの困難な問題が生じていることです。

ひとり親家庭の支援は極めて重要です。

東京では現金給付として
(全国共通の)児童扶養手当に加えて(都独自の)児童育成手当があります。児童扶養手当と比べて、児童数に応じて交付されるので、手厚い制度です。
他にも、母子家庭および父子家庭自立支援給付金、そして、ホームヘルプサービスなどがあります。

ホームヘルプサービスは
家事援助や育児サービスでソフト面でひとり親の負担軽減につながり、子どもの健やかな成長に資するものと思います。

ホームヘルプサービスについて、 残念ながら、大田区では予算額わずか181万円。あまり使われてない結果、予算が減額されてきています。利用世帯が、10世帯に満たない状況です。

制度の要件は23区でそれぞれ違います。

例えば、大田区では、対象を子どもが小学3年生以下の世帯としているが、 中学生のいる世帯も対象にする区がいくつもあります。
ホームヘルパーを利用できる事情もそれぞれ違います。大田区では、病気や技能習得のための通学中などに限定されますが、ひとり親家庭となってから、3年以内は病気や通学などの事情にかかわらず、ホームヘルパーを利用できるなど、範囲を広くしている区もあります。
離婚したて、子どもを産みたて、といった大変な状況を支援することで、あたたかみのあるひとり親家庭の支援ができそうです。


子どもの貧困への対処策になりうるサービスの制度がせっかくあるのだから、より使いやすい制度にするべきですよね。

ひとり親家庭向けのホームヘルプサービスの対象、事情の緩和と拡大をすべきであると、私は求めています。

利用対象者である、ひとり親の方々が、そもそも、ホームヘルプサービスという制度を知らないということもあります。

ブログの読者のみなさまには、お困りのひとり親の方へオススメいただけると幸いです。

詳しくは、大田区の
ホームヘルパー派遣のページをご覧ください。



posted by 岡高志(大田区議会議員) at 10:00| Comment(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月21日

矢口第二保育園の改修が完了

矢口エリアを歩いてましたら、
矢口第二保育園の外観が新しくなっているのを見つけました。
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入居している都営アパートの耐震性に課題がある。
アパートの上階からの落下物の危険性がある。

そうした保護者の方々の声に突き動かされる形で、議員として、行政に改善要望してまいりまして、改修工事が進んでおりました。
経緯は、『こども文教委員会 2013年2月』の記事をご参照ください。
区議会議員を5年やってますと、関わったことの成果が目に見えることも増えてまいりました。

利用者や関係者の方々のご意見はとても大切なので、大田区内はどこであっても、現場に向かいます。


ついでながら、隣接する矢口二丁目公園には、高齢者向けのいきいき公園体操が月に2回開催されてます。
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大田区の一次予防事業もご参照ください。

高齢者でなくても、健康遊具をつかって、運動できますから、保育園の送迎の前後などにもお試しください。




posted by 岡高志(大田区議会議員) at 01:03| Comment(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月14日

大田区でも運動会の組体操で大怪我が発生しているのに。

学校リスクについて、いまや日本を代表する研究者となった
名古屋大学の内田良准教授の問題提起により、運動会での組体操の危険性について、
昨年、大きな話題になりました。

小学校の運動会での、組み体操で大田区でも事故が発生しています。
昨年、5月5人ブロッケンで 左手首骨折、6月3段ピラミッドで 尾骶骨骨折という事故がありました。

ところが、今年1月の子ども文教委員会で
組体操による事故の報告を求められた指導課長は、大きなけが等の事故はない。と答弁にとどまっていました。
社会問題となった組体操事故に対しての答弁としては、甚だ不正確である、と質しましたが、
大きなケガとは思わないとの答弁でした。

以上は、予算特別委員会総括質疑 2016.3.9より、一部文字起こしをしたものです。

動画はこちら



大丈夫かいな。。。

組体操をやめるべきでは?
という問題認識にまではとどかなそうです。

posted by 岡高志(大田区議会議員) at 09:00| Comment(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする